16世紀初めにイタリア半島の統一を目指して剣を取ったチェーザレ・ボルジア。しかしその途中で不運に見舞われ、スペインに追放されてしまう。(1章)
その頃、イベリア半島のナヴァーラ王国では王の家臣の末子が産声をあげた。フランシスコ・ザビエルである。彼の生まれ育った城には、「おじいさま」と呼ばれる正体不明の男がいた。(2章)
一方、チェーザレの解放と帰還を待つ忠臣ミケーレは鍛冶屋の娘と恋に落ち、子をなす。その子ニコラス・コレーリャは絵の才能を見込まれてミケランジェロ・ブォナローティの弟子になる。(3~5章)
成長したフランシスコ・ザビエルは、パリ大学の学友とともに修道会を結成しローマの教皇庁に認められる。そして彼はポルトガル王の要請に従い、東方宣教のためインドに向かう。(2章と6章)
7章ではフランシスコ・ザビエルの一行が戦国時代ただなかの日本に向かいます。
彼はどのように世界を見たのでしょうか。
8章『さまよえる小公女』を12月にスタート予定。
◆アルファポリス様にて公開中
◆このお話は史実を参考にしたフィクションです
(他のお話も同様です)
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